ヤフーは10月1日、本社移転を機に多様な働き方の支援や従業員の心と身体の健康増進を推進するため、「新幹線通勤」の導入と「チーフ・コンディショニング・オフィサー(CCO)」を新設する。

「新幹線通勤」は、通勤時間が2時間以上かかっている従業員を対象に、新幹線代を含む通勤交通費を会社が月額で上限15万円まで支給するというもの。住む場所の選択肢を増やすことで、趣味はもちろん、介護などの家庭の事情を抱える従業員にとって、より生活に合った働き方が可能となる。

また、従業員の心と身体の健康増進を推進する「CCO」を新設し、代表取締役社長執行役員 最高経営責任者の宮坂学氏が9月1日から就任。

従業員に付与しているスマートフォンから取得できる歩数や歩行距離、上った階数などのデータを活用し、運動量が多い従業員に対しては社員食堂「BASE」を利用する際に通常よりも多くTポイントを付与することを検討している。さらに、社員食堂「BASE」で注文したメニューやカロリー、栄養素の情報を従業員向けの専用サイトで閲覧できるようにし、希望する従業員には、連携する医療法人の医師や、管理栄養士を通じて、食事や運動、睡眠の生活指導を行う「健康増進プログラム」を提供予定。