JR東海は、秋の観光列車として好評を得ている急行「飯田線秘境駅号」「中山道トレイン」を今秋も運行すると発表した。あわせて特急「ワイドビューひだ」の車内で車掌体験ができる親子向けツアーも発売する。

急行「飯田線秘境駅号」は373系で運転

急行「飯田線秘境駅号」は、秘境駅ランキング全国3位の小和田駅をはじめ、飯田線の秘境駅6駅を一度に訪れることができる急行列車。373系3両編成(全車指定席)で、豊橋~飯田間を1日あたり上下各1本運行する。運転日は11月10~13日・11月17~20日。一部の運転日には、新城駅と平岡駅で下り列車(飯田行)の到着時に地元特産品などの販売を行う。

急行「中山道トレイン」は11月3~6日の4日間、名古屋~奈良井間を1日あたり上下各1本運行。車内では木曽の観光案内人による観光案内や特産品の販売が実施され、木曽ヒノキを使用した乗車証明書が乗客に1人1枚ずつ手渡される。車両は「飯田線秘境駅号」と同じく373系3両編成(全車指定席)。「飯田線秘境駅号」「中山道トレイン」ともに、急行券・指定席券は乗車日1カ月前の10時から全国のJRのおもな駅で発売する。

特急「ワイドビューひだ」による親子向けツアーは、10月15~30日の土日と11月3・5・6日に実施。「かぞくで行く遠足 秋の白川郷!ひだ号でGO!!」と題し、往路車内(一部車両貸切)での車掌体験や鉄道クイズ、白川郷での餅つき体験、白川郷集落などをめぐる謎解きなど、親子で楽しめる企画を多く盛り込んだ。旅行代金は大人1万2,800円・こども9,900円・幼児(2歳~小学生未満)7,600円。