米Googleは8月29日(現地時間)、拡張機能「Google Cast」として提供してきたCast(キャスト)機能をWebブラウザ「Chrome」に統合したことを発表した。

キャストは、動画や写真、音楽といったオンラインコンテンツをCast対応デバイスにストリーミングする機能だ。たとえば、クラウドで管理している写真のスライドショーをTVに表示したり、Chromeで再生しているNetflixの番組をTVで視聴するというようなことが可能になる。今後は拡張機能を入れなくても、Chromeが同じネットワークにあるCast対応デバイスを検出し、Cast対応Webサイトで現れるCastアイコンから数クリックでキャストを開始できる。またCast非対応サイトでは、右上のボタンをクリックして現れるメニューから「キャスト」を選ぶとタブやデスクトップをキャストできる。

機能拡張をインストールすることなく、ChromeからGoogle Castの利用が可能に

Cast非対応Webサイトでは右上からのメニューで「キャスト」を選択

Googleによると、Chromecast、Chromecast Audioのほか、Cast対応のTVやスピーカーが増加しており、前月だけでChromeから3800万回以上のキャストが行われた。