富士フイルムは25日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、焦点距離23mmの広角単焦点レンズ「フジノンレンズ XF23mmF2 R WR」を発表した。ブラックとシルバーの2色を用意。10月6日から発売する。価格は62,000円(税別)。

ブラック

シルバー

焦点距離23mm(35mm判換算:35mm相当)の広角レンズ。開放F値が2.0と明るく、スナップ、風景、ポートレートなど幅広いシーンにマッチする。レンズ構成は6群10枚(非球面レンズ2枚を含む)で、非球面レンズを最適に配置することによって、像面湾曲を抑制して平坦性を確保。高い解像力を発揮するという。フォーカスレンズには非球面レンズを採用しており、撮影距離の変更による画質の変化も抑制している。

レンズの全長が変わらないインナーフォーカス方式を採用し、ステッピングモーター駆動による高速AFが可能。同社のデジタルカメラ「X-Pro2」や「X-T2」と組み合わせた場合のAF速度は最速0.05秒。静粛性にも優れている。

X-T2への装着例

X-Pro2への装着例

本体外装は金属製パーツをメインに使用。クリック感と適度なトルク感のある絞りリング、フォーカスリングによって、快適な操作性を提供するとしている。鏡筒各部にはシーリングが施されており、防塵と防滴のほか、-10度の低温にも耐える設計だ。

そのほか主な仕様は、最小絞りがF16、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)でステップ段差が1/3ステップ全19段、画角が63.4度、撮影距離範囲が22cm~、最大撮影倍率が0.13倍。フィルターサイズは43mmで、本体サイズは最大径が約60mm、長さが51.9mm(先端よりマウント基準面まで)、重量は180g。レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップが付属する。

付属のレンズフード