エン・ジャパンは8月23日、「女性の仕事の選び方」に関するアンケート結果を発表した。

「職場の雰囲気」はどの年代でも妥協できない

仕事を探している女性に「就きたい職種」を質問したところ、第1位「一般事務」(67%)、第2位「営業事務」(33%)、第3位「総務・人事」(23%)という結果になった。

「仕事を選ぶ際に妥協できること」の1位は「業界」「残業時間」「勤務開始日」(すべて30%)となった。

残業時間について妥協できる理由は「働きがいがあり、職場環境が居心地のいいものであれば、多少の時間外や残業は気にならなくなる」、勤務開始日については「自分に合った職場で長く働けるなら、開始時期が多少ずれても妥協できる」、業界については「業界よりも仕事内容重視なので」などのコメントが寄せられた。

一方、もっともポイントが低かったのは全年代共通で「職場の雰囲気」(8%)。「職場の雰囲気がよくないと、長く続かないから」「職場の雰囲気が良ければ、仕事へのストレスも軽減される」というコメントが多数あった。

仕事を選ぶときに妥協できる点は?(複数回答可)

年代別に差が出た項目は「勤務開始日」「雇用形態」。「勤務開始日」を20代で「妥協できる」と選択した人は36%だったが、40代では25%まで減少。「雇用形態」を妥協できる人は、20代と40代がそれぞれ19%と20%だったが、30代では30%まで増加した。

仕事に就くためには「希望・優先順位を明確にする」ことが大切

転職経験のある女性に、「仕事に就くために大事だと思うこと」を聞いたところ、「希望・優先順位を明確にする」(58%)が第1位となった。第2位は「情報をたくさん収集する」(44%)、第3位は「経験・スキルを生かせる仕事を探す」(40%)と続いた。

仕事に就くために大事だと思うことは?(複数回答可)

具体的には「優先順位を明確にして、具体的なビジョンに向かって準備をしながら情報収集をしていれば、自然に必要な情報が集まると思う」「自分の希望や優先順位を決めておかないと大量にある求人から応募する企業を絞るのに時間がかかってしまう」「優先順位を決めてそれに従って良いと思ったら迷わず応募した方が良い。でないと翌日締め切られていることがよくある」という声が寄せられた。

調査は、2016年6月23日から7月20日、「エンウィメンズワーク」利用者に対してインターネットで行われ、595名の女性の有効回答を得た。