米Microsoftは8月18日(現地時間)、同社のデジタルノート「OneNote」に、Evernoteのノートをインポートする「OneNote Importer」のMac版の提供を開始した。動作要件はOS X El Capitan 10.11以上。
同社は今年3月にWindows版のOneNote Importerをリリースしており、その際にMac版の提供を予告していた。今年6月にEvernoteが有料プランの値上げと無料プランで使用できる端末台数の制限を発表したことで、EvernoteからOneNoteやOS Xのメモへの移行を検討するユーザーが増えている。
Mac用のOneNote Importerを使用するにはMacにEvernoteをインストールしておく。クラウドのEvernoteからインポートするオプションも用意されているが、インポート完了まで時間がかかる。
EvernoteアカウントにログインしたMac版Evernoteが同期済みの状態で、OneNote Importerを起動し、インポートするノートブックを選択する。そしてインポート先のMicrosoftアカウントを指定し、インポートを行う。完了したら、OneNote for Macを使って取り込んだノートにアクセスできるほか、クラウドを介して他のOneNoteにも同期される。サービスの違いでインポートされないコンテンツもあり、暗号化されたテキスト、インク、背景色、リマインダーなどはOneNoteで表示されない。またEvernoteのタグは最初のタグのみがOneNoteのセクションとして分類されるが、複数のタグには対応しない。