旅行会社ツアー専用団体臨時列車「カシオペア紀行」の8月15日上野発の列車が16日朝、EH800形の牽引で北海道に入った。同列車はJR五稜郭駅からDF200形の牽引で札幌駅へ。16日夕方から札幌発上野行の「カシオペア紀行」も運転される。

EH800形5号機に牽引された「カシオペア紀行」がJR五稜郭駅へ

JR東日本のE26系「カシオペア」車両を使用した旅行会社ツアー専用団体臨時列車「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」は、6~8月にかけて青函トンネルを経由して北海道へ直通する列車として運行されてきた。8月は6~9日に「カシオペアクルーズ」が運行された後、11~13日にクラブツーリズムが企画・実施した「カシオペア」乗車ツアーで上野~札幌間を往復した。

8月15日上野発の「カシオペア紀行」は、一夜かけて本州から北海道へ走行し、EH800形5号機の牽引で16日朝5時50分頃、五稜郭駅6番線に入線。ここでEH800形は切り離され、DF200形112号機の牽引となって6時20分頃、五稜郭駅を発車して札幌駅へ向かった。今年3月までの定期運行とは異なる機関車が「カシオペア」車両を牽引することもあり、鉄道ファンの関心も高く、この日も多くのファンがホームに集まっていた様子だった。

五稜郭駅からDF200形の牽引となり、札幌駅へ向かう

8月16日札幌発の「カシオペア紀行」は札幌駅16時38分頃発・上野駅翌日11時52分頃着で運行予定(天候などの影響で変更される場合あり)。「カシオペア」車両は今後、9月にかけてJR東日本エリア内を周遊する列車に使用されることが決まっている。8月20・27日と9月3日は上野発盛岡行(片道)で運行。9月7~10日には「信州カシオペアクルーズ」として、「カシオペア」車両初となる信州エリアへの運行が実現する。9月17・29日には上野発長野行「信州カシオペア紀行」の運行も予定されている。