マンパワーグループは7月20日、2015年度の有給休暇取得状況の実態に関する調査結果を発表した。

有給休暇取得日数

取得できなかった理由、女性1位「迷惑がかかる」

2015年、有給休暇を利用して何日会社を休んだか尋ねたところ、「10日」が21.8%で最多、次いで「0日」が18.5%と続き、有給休暇を「取得できている人」と「全く取得できていない人」に二極化していることがわかった。

労働基準法改正法案では、年次の有給休暇付与が10日以上の労働者を対象に、「付与した有給休暇日数のうち、年5日については企業が1年以内に時期を定めて与えねばならない」という方向となっている。しかし、同調査では年5日以上の有給休暇を取得している人は61.6%にとどまり、自主的に取得する日数が少ない人が4割近くを占めた。

付与された有給休暇をすべて取得できなかった理由を聞くと、男性の1位は「仕事量が多いから」(31.5%)、女性の1位は「他の社員に迷惑がかかるから」(26.0%)、2位は「病気や用事のために取っておきたいから」(24.5%)となった。また、有給休暇を申請しにくい雰囲気や手続き面の複雑さを訴える回答がみられたほか、それぞれの業界特性により制度自体に差異が出ている状況も明らかになった。

同社は「今後は、さらなる取得促進のための環境整備や、取得を義務づける制度の導入などを検討することが必要になる」と指摘している。

調査時期は2016年6月、有効回答は20~59歳で勤続年数1年以上の正社員400人。