JR西日本は7月1日から、特急「くろしお」に使用される283系「オーシャンアロー」車両のデビュー20周年企画を展開する。臨時列車運転や記念入場券発売などが予定されている。

283系「オーシャンアロー」車両の20周年記念ロゴも制作された

臨時列車はデビュー20周年記念日の7月31日に白浜~新宮間で運転。白浜駅10時30分発「オーシャンアロー20周年1号」、新宮駅14時48分発「オーシャンアロー20周年2号」の1往復が設定され、指定券は7月1日10時から全国のおもな駅と旅行会社で販売開始される。20周年記念日当日は、和歌山駅・紀伊田辺駅・新宮駅で「オーシャンアロー」車両の出発式も開催される予定。

7月23・24日には、日本旅行主催による「283系オーシャンアロー20周年記念号の旅」を開催。283系3両編成(グリーン車1両連結)を使用し、両日とも白浜~新宮間を1往復運転する。

記念入場券は7月中旬頃から、和歌山駅、紀伊田辺駅、白浜駅、新宮駅など11駅で販売される。さらに記念企画の一環として、6月20日発売の交通新聞社「携帯全国時刻表」の表紙に283系「オーシャンアロー」車両の特急「くろしお」が掲載されることも決まった。

太陽と海の間を走り抜ける「オーシャンアロー」をイメージした20周年記念ロゴも制作された。紀の国トレイナートディレクターで画家の廣本直子氏と、アーティスティックディレクターの杵村史朗氏がデザインを担当。単純化した色づかいの中に列車のスピード感を表現した作品となっている。