日本旅行とJR西日本は15日、共同で「宝塚・城崎電化30周年記念号の旅」と題したツアーを実施すると発表した。欧風客車「サロンカーなにわ」を使用し、7月18日に大阪駅発着、福知山線・山陰本線経由で1往復運転される。

欧風客車「サロンカーなにわ」。7月18日にディーゼル機関車の牽引で福知山線・山陰本線を走行する

福知山線・山陰本線宝塚~城崎温泉間は1986(昭和61)年11月1日に電化開業した(城崎温泉駅の当時の駅名は城崎駅)。この日、電車による運転が開始されるとともに、「サロンカーなにわ」を使用した「福知山線電化記念号」も運転されたという。

同区間の電化開業30周年に先立ち、7月18日に実施されるツアー「宝塚・城崎電化30周年記念号の旅」では、再び「サロンカーなにわ」を使用した団体臨時列車が登場。ディーゼル機関車の牽引で、デビュー当時の特急「北近畿」(現「こうのとり」)をイメージしたデザインの特製ヘッドマークを取り付けての運転となる。往路は8時25分頃に大阪駅を発車し、福知山線・山陰本線経由で走行。豊岡駅に13時1分に到着する。

今回のツアーに合わせ、豊岡駅と福知山電車区で車両展示会も開催される。豊岡駅ではキハ40・47形とラッセル機関車DE15形、福知山電車区ではクモヤ145系と特急形電車が展示されるとのこと。復路は福知山駅から「サロンカーなにわ」の団体臨時列車に乗車し、福知山駅18時26分発・大阪駅21時45分着で運転される。

ツアーは大阪集合・解散で、団体臨時列車への往復乗車と車両展示会への参加がセットになったプランとして発売(片道乗車プランはなし)。豊岡駅から福知山駅まで、特急「こうのとり18号」または普通列車(豊岡駅15時1分発・福知山駅16時24分着)に乗車できる。参加記念品として、使用済みの列車用字幕が1人1コマ(豊岡駅から福知山駅まで普通列車を利用した場合は2コマ)贈られる。

旅行代金はおとな1万8,800円・こども1万4,800円。6月16日15時から日本旅行大阪予約センターにて電話予約を開始する。日本旅行・日旅サービス・日本旅行オーエムシートラベルの全国の支店・店舗でも予約できる。