『タイムボカン24』キービジュアル

読売テレビは、タツノコプロと共作し10月より新アニメ番組『タイムボカン24』を放送することを発表した。

『タイムボカン24』は、1975年に第1作が制作された『タイムボカン』シリーズの最新作。今回は、企画協力とキャラクター、メカ原案にレベルファイブのクリエイティブ・プロデューサー・日野晃博氏(『妖怪ウォッチ』など)、シリーズ構成に加藤陽一氏(『宇宙兄弟』、『妖怪ウォッチ』など)、監督には稲垣隆行氏(『初恋モンスター』など)を迎えた豪華な布陣で制作にあたる。

新番組の制作にあたり、読売テレビの永井幸治プロデューサーは「2008年にリメイクして大ヒットしたヤッターマンの原点、『タイムボカン』をもとにしたこの作品は名前こそ『タイムボカン』で、旧作から引き続き登場するメカもありますが、全く新しい『タイムボカン』シリーズです。昭和の大ヒットアニメに平成の新たなパワーを盛り込んで、これまた歴史に残る名作となることを期待しています」と意気込みを語った。

また、メカニックデザイナーを務める大河原邦男氏(『機動戦士ガンダム』や『ヤッターマン』など)は、「実はこのシリーズで唯一メカデザインを担当していないのが『タイムボカン』。この度41年ぶりにアクダーマ側のメカデザインを担当させていただくことで、このシリーズ全てに参加出来る事になり大変うれしく思っています」とコメント。

なお、現在、東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2016」では、放送に先行し、タカラトミーブースにおいて当番組のキャラクターを展示している。

『タイムボカン24』の主人公・トキオは、現代の東京に住む中学1年生。トキオはある日突然、24世紀の組織・時空管理局の隊員に任命され、驚きの事実を知ることになる。絶世の美女といわれたクレオパトラはクレ夫とパトラという漫才師、正義の味方の桃太郎は鬼よりも"鬼"な男だったなど、教科書に書かれている歴史はすべてウソで、過去には教科書よりも面白い真実の歴史=真歴史が眠っているという。トキオは隊員のカレンとともに、24機のボカンメカを駆使しながら真歴史を探すことになる。

もちろん、『タイムボカン』シリーズおなじみ三悪も登場する。今回はビマージョ、ツブヤッキー、スズッキーの"アクダーマ"として、世界最大の教科書会社ヒストリーパラダイス社に雇われ、教科書通りの歴史を守るためにこき使われている設定であるという。

(C)タツノコプロ・読売テレビ