寝台特急「カシオペア」(2016年3月に運行終了)の客車E26系を使用した旅行会社ツアー専用臨時列車「カシオペアクルーズ」が4日、上野駅を発車した。このクルーズ列車は3泊4日で東北地方や北海道を周遊し、6月7日に上野駅へ戻る予定となっている。

上野駅を発車し、EF64形・EF81形の牽引で走る「カシオペアクルーズ」

同列車の上野駅発車時刻は7時50分頃とされ、朝から多くの鉄道ファンらが沿線で待ち構える中、EF64形1030号機・EF81形95号機の牽引で大宮方面へ走行していった。1日目は羽越本線など日本海ルートを走り、青函トンネルを通って北海道に入る予定。2・3日目に函館・札幌周辺を観光した後、3日目夕方に札幌駅を発車し、4日目の17時頃に上野駅に到着する予定だ。車内では地域の食材を生かしたメニューも提供される。

「カシオペアクルーズ」は6月4~7日に続き、7月2~5日・8月6~9日も上野駅発着で運行される。6・7月は上野~札幌間を往復する「カシオペア紀行」も運行され、6月11・18・25日と7月9・16・23・30日は上野駅16時20分頃発・札幌駅翌日11時15分頃着、6月12・19・26日と7月10・17・24・31日は札幌駅16時38分頃発・上野駅翌日11時52分頃着とされている。8月以降はおもに東日本エリア内を周遊するクルーズ列車や夜行寝台列車として運転され、一部期間については北海道への運転も行う予定とのこと。