JR東日本は20日、夏の期間(2016年7~9月)に運転される臨時列車の概要を発表した。首都圏から富士山エリアへの直通列車は今夏も多数設定され、7~9月の毎週金曜日、新宿~河口湖間に新たな快速「富士山」も登場する。

土休日に新宿~河口湖間で運転される快速「ホリデー快速富士山」。今夏は金曜日に快速「富士山」も運転される

中央本線から富士急行線へ直通する臨時列車として、土休日に快速「ホリデー快速富士山」「山梨富士」が運転されるほか、特急「成田エクスプレス」も土休日に1往復、河口湖駅発着の直通列車を設定している。今夏は「首都圏からご利用が好調な富士山エリアへ」新たに快速「富士山」を運転するという。

快速「富士山」は189系6両編成を使用し、7~9月の毎週金曜日に1往復運転。下りは新宿駅を10時39分に発車し、途中の立川駅・八王子駅・大月駅・都留文科大学前駅・富士山駅・富士急ハイランド駅に停車して、河口湖駅に12時45分に到着する。上りは河口湖駅を14時19分に発車し、途中の富士急ハイランド駅・富士山駅・大月駅・八王子駅・立川駅に停車して、16時20分に新宿駅に到着。下り・上りともに全車指定席での運転となる。

7~9月の土休日に運転される快速「ホリデー快速富士山」も189系6両編成だが、指定席1両・自由席5両で、運転時刻も快速「富士山」とは異なる。下り「ホリデー快速富士山1号」は新宿駅8時14分発・河口湖駅10時28分着、上り「ホリデー快速富士山2号」は河口湖駅16時0分発・新宿駅18時4分着。新宿~河口湖間の途中停車駅は三鷹駅・立川駅・八王子駅・高尾駅・相模湖駅・上野原駅・四方津駅・大月駅・都留市駅・都留文科大学前駅・三つ峠駅・富士山駅・富士急ハイランド駅とされている。

快速「山梨富士」は今夏、千葉~河口湖間を走るE257系5両編成の列車と、新宿~河口湖間を走る189系6両編成の列車が設定されている。千葉駅発着の列車は7月の土休日と9月17~19日、新宿駅発着の列車は8月14日から9月25日までの土休日(9月17~19日は除く)に運転され、いずれも全車指定席で下り「山梨富士3号」は河口湖駅11時3分着、上り「山梨富士4号」は河口湖駅17時27分発となる。

富士山エリアへの快速列車はその他、7月16~18日に高崎~河口湖間の快速「リゾートやまどり富士山」も運転。「リゾートやまどり」車両(485系6両編成、全車指定席)を使用し、往路は高崎駅6時5分発・河口湖駅10時19分着、復路は河口湖駅16時14分発・高崎駅20時11分着となる。特急「成田エクスプレス8・41号」の河口湖駅への直通運転(「成田エクスプレス8号」は河口湖駅12時43分着、「成田エクスプレス41号」は河口湖駅14時18分発)は今夏も土休日に実施される。