JR東日本は20日、夏の期間(2016年7~9月)に運転する増発列車の概要を発表した。この中で、4月29日から上越新幹線で運行開始した「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」に関して、7月から自由席を設定して運転することを発表している。

「現美新幹線」による臨時列車「とき」。5月21日の列車から立席特急券でも乗車可能となり、7月以降は自由席が設定される

「現美新幹線」はE3系を改造した6両編成(11~16号車)で、「世界最速の芸術鑑賞」を楽しめる列車としてデビュー。注目のアーティストによる現代アートを鑑賞できるほか、カフェスペースにて地元素材にこだわったスイーツやコーヒーも提供される。現在、この車両を使用した臨時列車「とき」が上越新幹線越後湯沢~新潟間で3往復設定されており、11号車は指定席、12~16号車は旅行商品で発売。5月21日から6月26日まで運転される列車については、立席乗車券でも乗車可能となった。

7月以降、11号車は指定席、12~16号車は自由席(13号車はカフェスペース)としての販売となり、座席の指定を受けなくても乗車券・自由席特急券の購入で乗車可能となる。

「現美新幹線」による臨時列車「とき」の7~9月の運転日は、下り・上りともに8月11・13・14日を除く土日祝日とされている。7月からも現在と同じ上越新幹線越後湯沢~新潟間3往復の運転だが、現行の上り「とき456号」(新潟駅18時18分発・越後湯沢間19時8分着)に代わり、新潟駅19時26分発・越後湯沢駅20時21分着「とき458号」が設定される。