タレントのビートたけしが27日、都内で行われたアサヒ飲料の缶コーヒー『WONDA』のPRイベントに、お笑いタレントの劇団ひとり、お笑いコンビ・ハライチの澤部佑とともに出席した。

『WONDA』のPRイベントに出席したビートたけし

同社は、子どもや家族のために頑張っている日本全国のサラリーマンを応援するために、新たにたけし、ひとり、澤部の3人を『WONDA』の新広告タレントに起用。CM出演が決まっての思いを聞かれると、ひとりは「一番尊敬して愛してやまないたけしさんと、一番愛してやまない飲み物のコーヒーですから。共演できるのが夢みたいでした。とにかく澤部が目障りでしょうがない」とコメントして会場を沸かせ、澤部は「『WONDA』というだけで震えましたし、このメンバーにも震えて、すぐ嫁に報告したんですけど『何であなたが入っているの?』と言われました」と告白。たけしは「税金を滞納しておりまして、1円でも20円でもいただけるのはありがたい」と冗談を言って笑いを誘い、「そういうことは言わないようにって紙に書いてあったっけ」と笑った。

また、CMのターゲットにもなっている「働くお父さん」にちなみ、父である自身の働く原動力を聞かれると、たけしは「こういうことは言わないでくれと言われているんですけど」と前置きすると、ひとりから「じゃあ言わないでください」と釘を刺され、「仕事が好きなんです。女も好きですが」と語るにとどめ、澤部は「家族ですね。子どもが生まれてからは、どんな汚いことをしてもお金を稼ごうという決意が生まれた」と告白。ひとりは「子どもができたら変わりますよね。子どもができてから多額の生命保険に入りました。具体的な額を言うと嫁さん(大沢あかね)に命を狙われそうですが」と笑わせた。

さらに、CMで共演した2人に後輩芸人の演技についてたけしは「基本的にお笑いの人は総合芸なので器用」と評価。以前、たけしがラジオで「いくら高倉健でも漫才はできないだろう。俺は役者でも何でもできる」と言ったものを高倉健さんが聞いていたことを明かし、「(健さんが)田中邦衛さんに電話をしてネタ合わせをしたんだけど、ギャグがひとつもできなかったみたいで、『やっぱたけしの言う通りで、俺らは役者しかできない』と健さんから直接言われた」とエピソードを回顧していた。