女優の鈴木ちなみが、TBS系のクイズ番組『世界ふしぎ発見!』(毎週土曜 21:00~21:54)の26日の放送でミステリーハンターに初挑戦することになり、このほど都内スタジオで報道陣の取材に応じた。

ミステリーハンターに初挑戦した鈴木ちなみ

同番組は、1986年から約20年間続く、世界各国をテーマにした教養系クイズ番組。ミステリーハンターとは、同番のリポーターのことで、海外取材およびクイズの出題を担当する。ミステリハンターデビューを果たした鈴木は、「女の子なら誰でも憧れるお仕事の1つ」と話し、「私も祖母と見ていて、きれいなお姉さんが海外に行っているなと憧れていました」と声を弾ませた。

普段はパネリストとして出演している鈴木が、ミステリーハンターとして今回向かった先は台湾。現在、台湾では自転車での台湾一周の旅「環島(ファンタオ)」が台湾国内で流行の兆しを見せているとのことで、鈴木もこの「環島」に挑戦。台湾の自転車製造メーカー「ジャイアント」の協力のもと、台湾の人や自然と肌で触れ合う自転車旅を経験する。

鈴木は「今回のミステリーハンターは、いつもとは違い、クイズより旅が主軸。私は以前、別の番組で2年間で22か国30渡航しましたが台湾は初めて。普通は都市ごとの観光で終わるなか、島をぐるりと見るのは面白い提案だと思います」とアピール。また、台湾の印象については「台湾は西海岸と東海岸で全く様子が違う。西海岸はそれぞれの都市が発展しており、美味しいものがたくさん。東海岸は険しい山が続き、野鳥や蝶が飛んでいるんです。緑が多く、癒される景色、もいっぱいありました」とふり返った。

この旅で得たものもあるようで、「大人になるにつれて極限状態になることが少なくなる。避ける選択をしてしまうんです」と真剣な目をし、「ですが、自転車を漕ぐ作業は、それがなければ前へ進めない。辛い山道で自問自答しながらペダルを漕ぎ、ついに登り切ったときの達成感は本当に素晴らしかった。やればできると体感できました」とすがすがしい表情で語った。

取材終盤、パネリストの黒柳徹子からダメ出しをされたら…ということに質問が及ぶと、「黒柳さんは生きるテレビ史なので真摯に受け止めたい」と神妙な顔。「ですがいつも笑顔のやさしい方。逆にツッコんでもらえたらうれしいです」と破顔一笑、満面の笑顔を見せた。

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