アイドルグループ・ももいろクローバーZが15日、フジテレビ系音楽特番『FNSうたの春まつり』(3月28日19:00~23:24)の企画で、閉校を目前に控えた島根の小学校にサプライズで登場し、5人の児童たちと思い出を作った。

閉校目前の小学校に登場したももいろクローバーZ

ももクロメンバーが訪問したのは、今月で閉校になる島根・江津市の跡市小学校。教頭からの「この2年間、どんな日も手を取り合って学校生活を送ってきた5人のために最後に一生の思い出を作ってほしい」という依頼を受け、東京から4時間ほどかけて到着した。そののどかな光景に「癒やされる! ピクニックしたい」と無邪気な笑顔を見せる。

跡市小は、1873年に開校してから140年にわたって歴史を刻んできた由緒ある小学校。しかし近年、子供の数が激減し、2014年には在学生が5人になってしまった結果、閉校を余儀なくされた。

5人のメンバーの姿をみた子供たちは最初、あまりの驚きに固まってしまうほど。それでも、5人が5色のジャージをプレゼントすると大興奮し、「誰にも取られないように」と自分たちの名前を書き入れ、その日中ずっと着続けていた。また、人数の少ない児童たちのために、一緒に思いきり遊ぶことに。雑巾がけ競走をしたり、校舎の壁に記念のメッセージを残したりと、思い出を作っていった。

日頃は行事があるたび、町の住民に向けて講堂で歌を歌ったり落語を披露したりするなど、いつも「おもてなしする」側だった児童たち。彼らのために、ももクロは「最後にその思い出の講堂で、きらびやかなステージを楽しむ側にさせてあげたい」との思いからサプライズライブを行い、「行くぜっ! 怪盗少女」「ココ☆ナツ」などの曲を披露した。1日ですっかり仲良しになったメンバーと児童たち。別れの時には「また遊んでほしい!」と女の子2人が泣き出してしまい、佐々木彩夏が思わずもらい泣きしてしまう一幕もあった。

番組ではほかにも、藤巻亮太が都立日野高校でレミオロメンの「3月9日」を、AKB48が神奈川・洗足学園高校で「恋するフォーチュンクッキー」などを、それぞれサプライズで披露する模様が放送される。

さらに、全国の10代から70代までの2,000人が選曲したアンケートを元に、"春の名曲100選"を、貴重なVTRを交えて紹介。スタジオには、アグネス・チャン、いきものがかり、石野真子、岩崎宏美、岡本真夜、尾崎亜美、川嶋あい、菊池桃子、榊原郁恵、THE ALFEE、武田鉄矢、谷村新司、T.M.Revolution、手嶌葵、中川翔子、NOKKO、Perfume、一青窈、藤巻亮太、Hey!Say!JUMP、松崎しげる、松本伊代、RADIO FISHといったアーティストが登場し、"春うた"の思い出を語り合うほか、春をイメージしたセットでのパフォーマンスを繰り広げる。