小説「僕だけがいない街 Another Record」のカバーイラストは、原作者の三部けいが手がけている。

三部けい「僕だけがいない街」のノベライズ版「僕だけがいない街 Another Record」を、ニトロプラスの作家・一肇が執筆。3月30日に発売が予定されており、そのカバーデザインが本日3月12日に公開された。

「僕だけがいない街 Another Record」は、連続児童誘拐殺人事件の真犯人が逮捕されたあとの時間軸を見せるアフターストーリー。一度は死刑判決を下されるも、犯人は精神鑑定により無罪となる。しかし犯人は自分を無罪にした弁護士を解雇し、なぜか主人公・藤沼悟の友人である小林賢也(ケンヤ)を新しい弁護士に指名。ケンヤは戸惑いながら、犯人の手記から真意を突き止めようとする。

原作者の三部は小説のカバーイラストを手がけており「最後の最後に自分の身を委ねる物は『己の倫理観』なのだと、この作品を読んで改めて思う。一肇は自分にとってもう一人の乱歩だ。」と、ノベライズを担当した一肇の手腕を絶賛した。

「僕だけがいない街」は、時間が巻き戻る不思議な現象“再上映(リバイバル)”に悩まされる青年・悟が時空移動を繰り返し、とある事件の真相に迫っていく姿を描いたサスペンス。テレビアニメがフジテレビのノイタミナ枠ほかで放送中で、3月19日には実写映画版が公開される。