フジテレビは7日、東京・台場のヒルトン東京お台場で4月改編説明会を開催。前身番組から31年半にわたって放送してきた『ライオンのごきげんよう』、51年半の歴史に幕を閉じる東海テレビ制作の昼帯ドラマに対し、同局の宮道治朗編成部長が「あらためて感謝と敬意を表したいと思います」と語った。

4月改編を発表したフジテレビ=東京・台場

同局はこの改編で、長年平日の昼を支えてきた両番組を終了させ、情報バラエティ『バイキング』を月~金曜11:55~13:45に、情報番組『直撃LIVE グッディ!』を13:45~15:50に拡大し、平日デイタイムを15時間の生放送とする編成をとる。これに伴い、番組同士が橋渡しする演出も導入する計画で、宮道部長は「各番組の連携はすごく意識して展開していきたい」と話した。

『バイキング』については、50分の大幅拡大となるが、最近放送しているニュースや芸能ネタをテーマにした生激論のコーナーが「非常に手応えがあった」(宮道部長)という。これを踏まえ、4月以降は、このコーナーをブラッシュアップして展開していく意向だ。

同番組は視聴率面については「成長過程」(同)としたが、系列局では徐々に上がってきているといい、宮道部長は「番組は地方から数字が上がってくるというケースが非常に多く、われわれは可能性を十分に感じています」と期待を語っている。

『ごきげんよう』のMCを務めてきた小堺一機は、"偉大なる伝説の人物"と呼べる芸能人をテーマに、ゲストと酒場で語り合うという新番組『かたらふ』(仮/毎週土曜17:00~17:30)を担当。小堺は、ゲストから視聴者のヒントになるようなことを引き出すべく、トークを展開していきたいと強い意気込みで臨む姿勢を示しているという。

なお、ライオンの提供番組は、結果が出ない子どもたちのもとに、その道のエキスパートを派遣して特訓する『ライオンのグータッチ』(毎週土曜9:55~10:25)が、MCに佐藤隆太、博多大吉、西野七瀬(乃木坂46)を迎えてスタートする予定だ。