中京銀行は3月1日、結婚、出産などで退職した行員を再雇用する制度などを創設した。4月1日からは育児休業制度を拡充する。同制度は、女性の活躍推進を一層強化するとともに、仕事と育児の両立支援を目的としたもの。

年次有給休暇とは別の「短期育児休暇制度」も創設

3月1日に新設された制度は「ウェルカムバック制度」と「短期育児休暇制度」の2つ。

「ウェルカムバック制度」は、結婚、出産、育児、配偶者の転勤、家族の介護などやむを得ない理由で退職した行員について、退職後10年以内に復職を希望する場合、行員あるいは嘱託として再雇用する制度。

「短期育児休暇制度」は、子供が2歳に達するまでの間に3日の特別休暇(有給扱い)を取得できる制度で、男性の育児参加が求められる中で、育児のための休暇が取得しやすいように、年次有給休暇とは別に創設した。

4月1日からは、育児休業制度の拡充を実施する。育児休業の期間を、保育所に入所できない場合などは法定期間(1歳6カ月)、あるいは子供が1歳となった年度末(3月31日)までのいずれか長い方まで取得できるようする。