テレビ東京の4月改編説明会が2日、都内で開催され、4月からリニューアルを予定しているバラエティ番組『開運! なんでも鑑定団』(毎週火曜20:54~21:54)、及びBSジャパンの新番組『開運! なんでも鑑定団 極上! お宝サロン』(毎週木曜21:00~21:54)について、両番組を担当するテレビ東京の岡田英吉プロデューサーが詳細を説明した。

『開運!なんでも鑑定団』BS新番組のMCを担当する石坂浩二=2015年10月21日「東京ドラマアウォード」授賞式より

『開運! なんでも鑑定団』は1994年から続く同局の看板番組で、視聴者が持つ「お宝」を鑑定士軍団が値段付けしていくという内容。スタート以来22年間、俳優の石坂浩二がメイン司会を務めていたが、石坂の発言が意図的にカットされていると報道があり、波紋を呼んでいた。

今回の改編によって、メイン司会はタレントの今田耕司とフリーアナウンサーの福澤朗になり、石坂はBSジャパン『――極上! お宝サロン』の司会となる。

岡田プロデューサーは、BSジャパンでの新番組制作について「長年鑑定団をやっておりますと、ファンの方から『お宝をじっくり見たい、魅力を教えてほしい』という要望も多くいただくようになりました」と経緯を説明した。地上波の『鑑定団』はバラエティ番組のため、テンポよくいろいろなお宝が出さなければいけないが、『お宝サロン』では毎週コレクターが持ってくるお宝について、鑑定士も交えてさまざまな角度から魅力を語り合うという。

また、石坂については「22年間『鑑定団』のMCを務め、お宝に大変造詣が深い方」であり「この人をおいてほかにはない」と絶賛。一方、『鑑定団』は連動データ放送による「鑑定額当てクイズ」を実施し、「家族で楽しめる、親しみやすい鑑定団になっていく」と今後の展望を話す。テレビ東京の高野学編成局編成部長も「この先10年20年とご愛顧いただけるように、若い視聴者にも刺さるような内容にしたい」と発言し、30~40代のファミリー層へのアプローチを示した。