俳優の遠藤憲一がこのほど、東京・台場のフジテレビで取材に応じ、現在放送中の主演ドラマ『お義父さんと呼ばせて』(関西テレビ・フジテレビ系、毎週火曜22:00~22:54)の撮影が、裏番組のTBS系ドラマと隣同士のスタジオで行われていることを明かした。

『お義父さんと呼ばせて』主演の遠藤憲一

このドラマは毎週火曜22時から放送されているが、真裏のTBS系では、深田恭子主演の『ダメな私に恋してください』を放送中。その両ドラマが、隣同士のスタジオで収録されていることに、遠藤は「こんな経験はない」と驚いた。

遠藤は、深田とあいさつをする仲で、裏のスタッフとも皆知り合いだそうで、「(こちらのスタジオに)ちょこちょこ来たりしてる」と、ライバル関係にありながら和やかな様子。

今作の前に遠藤が出演していたTBSドラマのプロデューサーが、今回の裏ドラマを担当しているということで、今クールが始まる前に「次、裏なのね」「大変大変」「深田恭子ちゃんなら全然平気だよ」と、お互いに励まし合っていたことも明かし、「不思議な感覚ですね」と今までにない撮影環境を紹介した。

そんな今作について、遠藤は「今、大河ドラマ(『真田丸』)にも出てるんですけど、業界の作り手の人たちが皆見てくれていて、『面白い面白い』って言ってくれるのが一番うれしい」と周囲の評判を報告。「業界の人は辛口の人が多いんで、その人たちが結構ハマってくれているのは、すごくうれしいですね」と、重ねて喜びを語った。

『お義父さんと呼ばせて』は、遠藤と渡部篤郎がダブル主演。遠藤演じる中堅商社の独身部長・大道寺保が、28歳年下の女性・花澤美蘭(蓮佛美沙子)との結婚を決意するが、渡部演じる美蘭の父・紀一郎は、娘の結婚相手が自分と同じ51歳という現実が受け入れられず、2人が結婚したい男・させたくない男としてぶつかり合う姿を、林宏司の脚本でコミカルに描いている。