米BOX OFFICE MOJOは2月12日~2月14日の全米週末興業成績を発表した。

『X-MEN』シリーズに登場する異色のヒーロー・デッドプールを主人公にしたスピンオフ映画『デッドプール』が初登場1位にランクイン。初週の 週末興収だけで1億3,505万ドルと1億ドル超えを叩き出し、早くも大ヒットの兆しを見せる。

癌の治療のために“ヒーリング・ファクター”と呼ばれる物質を体内に入れたことで回復能力と不死を手に入れたウェイド・ウィルソン。時に英雄にも悪役にもなる異色のアンチヒーローが、自分を実験台にした研究者たちに復讐を決意することから物語が始まる。ウェイド役は『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でもデッドプールを演じたライアン・レイノルズ。『トランスポーター』新シリーズに主演のエド・スクレイン、『ホームランド』のモリーナ・バッカリンなど個性派が脇を固める。

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

前週トップの『Kung Fu Panda 3(原題)』は3週目にして2位に転落。累計興収は9,391万2,387ドルと1億ドルの大台突破が目前に迫る。

3位に初登場の『How to Be Single(原題)』は、日本でも2009年8月に公開された『そんな彼なら捨てちゃえば』の製作スタッフが手掛ける新作で、同作と同じリズ・タシーロの小説『ひとりな理由はきかないで』を原作とする、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソン主演のラブコメ。38歳の独身ヒロインが、世界各地のシングル女性の本音を取材する旅を通じて国の習慣や文化の違いに驚きながらも各地で恋をし、幸せ探しを続ける物語だ。

4位『Zoolander 2(原題)』も今週初登場。2001年の『ズーランダー』の15年ぶりの続編で、ベン・スティラーが監督・主演で復活。ファッション界を舞台に今回もハチャメチャ劇を繰り広げる。

5位『レヴェナント: 蘇えりし者』、6位『Hail, Caesar!(原題)など以下は前週と変わらぬラインナップで、初登場作品に押し出されるかたちでそれぞれ順位を下げている。

北米週末興行成績TOP 10(2月12日~2月14日)

順位 先週順位 作品名 週末興行収入 累計興行収入 日本公開日 週経過
1 デッドプール 1億3,505万ドル 同左 6月公開 1
2 1 Kung Fu Panda 3(原題) 1,965万ドル 9,391万2,387ドル 未定 3
3 How to Be Single(原題) 1,875万ドル 同左 未定 1
4 Zoolander 2(原題) 1,565万ドル 同左 未定 1
5 4 レヴェナント: 蘇えりし者 690万ドル 1億5,916万4,599ドル 4月22日 8
6 2 Hail, Caesar!(原題) 659万ドル 2,135万4,970ドル 未定 2
7 3 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 619万4,000ドル 9億1,483万8,964ドル 公開中 9
8 5 The Choice(原題) 525万ドル 1,325万9,551ドル 未定 2
9 8 Ride Along 2(原題) 413万ドル 8,266万1,235ドル 未定 5
10 9 The Boy (2016)(原題) 291万3,000ドル 3,077万8,587ドル 未定 4