サライ3月号 (c)手塚プロダクション オバケのQ太郎/ (c)藤子プロ・藤子スタジオ・小学館 (c)高森朝雄・ちばてつや/講談社

本日2月10日に発売されたライフスタイル情報誌・サライ3月号(小学館)では、「みんな『漫画』で大きくなった」をテーマに特集を展開。酒井七馬原作による手塚治虫「新寶島」と、手塚が描いた「ジャングル大帝」の一部を収めた小冊子も付属している。

同誌でマンガが特集されるのは今回が初めて。今号には「ゴルゴ13」のさいとう・たかをのインタビューが掲載されているほか、「鉄腕アトム」「おそ松くん」「あしたのジョー」「まんが道」などの名作を解説とともに紹介。ふきだしの誕生や、コマ割りの変化など「ストーリー漫画」の歴史を紐解くコーナーも展開されている。

小冊子には1947年に育英出版から刊行された、手塚治虫の単行本「新寶島」より前半60ページを収録。加えて1954年に漫画少年(学童社)に掲載された、「ジャングル大帝」の最終話も収められた。本誌の解説コーナーにて、藤子不二雄(A)は「新寶島」との出会いを「目のくらむような衝撃を受け、僕はすっかり手塚先生の漫画の虜になりました」と語る。後のマンガ家に大きな影響を与えた手塚による作品をこの機会に読んでみては。