「ヒーローマニア-生活-」より、オカッパおばさんに扮した山崎静代。 (c)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会

福満しげゆき原作による実写映画「ヒーローマニア-生活-」に、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代が出演していることが明らかになった。

山崎が演じるのは、物語のキーパーソンとなるオカッパおばさん。街に出没してブツブツ呟いている巨体の中年女性という役どころだ。本作で約4年ぶりの銀幕出演となる山崎は、自らが演じるオカッパおばさんについて「はちゃめちゃなとんでもない人なのがすごく印象的でした。豊島監督からは、現代が生み出した、災害的な、人間だけど<地球が生み出した人間>なんだって言われました」とコメントを発表した。

「ヒーローマニア-生活-」は、福満による「生活【完全版】」を原作としたアクションコメディ。コンビニでバイトするフリーター・中津役を東出昌大、謎の身体能力を誇るニートの土志田を窪田正孝、情報収集力抜群の女子高生カオリを小松菜奈、昼は定年間近のサラリーマンで夜は“若者殴り魔”の日下役を片岡鶴太郎が演じ、映画「ソフトボーイ」「花宵道中」で知られる豊島圭介監督がメガホンを取る。映画は5月7日より全国でロードショー。

山崎静代 コメント

台本を読んで、アタマではイメージしたおばさんは「変な人やな」って思ったんです。漫画を読むと「あぁ、こんな人やったんや」って、なんだか嬉しくなりましたね。はちゃめちゃなとんでもない人なのがすごく印象的でした。豊島監督からは、現代が生み出した、災害的な、人間だけど<地球が生み出した人間>なんだって言われました。演じてみて、楽しかったです。東出さんは、すごく気さくな方で、初めてお会いした時からいっぱい話してくださいました。相方の山ちゃんと仲がいいそうで、その話をしてくれて。山ちゃんと仲がいいと聞いて「あぁ、山ちゃん側の人間か」って(笑)。でも、 すごく優しい方だなという印象です。窪田さんは、独特の空気を持っていらっしゃいますね。分からないことが多い謎な感じ。つかみどころがなさそうというか、不思議な魅力があります。小松さんは可愛いなぁ、と。今度生まれ変わるならあんな子になりたい。可愛いし大人っぽいし、両方の魅力を持っていますね。鶴太郎さんは、もっと絡みたかったですね。食事もロケ弁ではなく、身体のことを考えて自炊されていると聞いて、ストイックな方だなと思いました。この作品は、ちょっと若い人にも見やすい感じになるのかな?と。大人の年配の方にも何か感じてみてもらえる作品でもあると思います。