「ライチ☆光クラブ」のプレミア上映イベントの様子。 (c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会

古屋兎丸原作による映画「ライチ☆光クラブ」のプレミア上映イベントが、2月1日に東京・新宿バルト9にて行われた。

会場には、当選確率20倍という激戦の中選ばれた約400人のファンが集結。タミヤ役の野村周平、ゼラ役の古川雄輝、ジャイボ役の間宮祥太朗、ニコ役の池田純矢、雷蔵役の松田凌、デンタク役の戸塚純貴、ダフ役の柾木玲弥、カネダ役の藤原季節、ヤコブ役の岡山天音、内藤瑛亮監督の男性陣は全員黒を基調とした衣装、中条あやみは赤いドレスをまとって登場した。古川は「おはよう、廃墟の恋人たちへ」と、ゼラ風の挨拶でファンサービス。続く間宮も「きゃはっ」、松田は「どきんこ」と、各キャラクター特有のフレーズを織り交ぜてファンを喜ばせる。

MCの質問に登壇者たちが○×の札を上げて答えるコーナーでは、MCの「極寒の中行われた本作の撮影。もう2度とこんな撮影をしたくないと思う人は○を上げてください!」との呼びかけに、中条と戸塚、池田のみが○の札を掲げる。×を掲げた野村は「やっぱりキツい撮影がないといい作品ができないと思うんです。(過酷な状況を)乗り越えたらいい作品ができたので、これからもそうやっていこうと思いました」と語り、ほかの登壇者たちを感心させた。池田は「できればもうやりたくないですね……。僕はほかの仕事もあって現場を行き来していたので、みんなが楽しそうにしているのを横目で見るのがつらかったです。あと(目元の)特殊メイクも大変だった!」と撮影時を振り返る。

続いて「自分が演じたキャラクターと友達になれそうか?」との質問には、登壇者の多くが○を上げる中、間宮、柾木、池田の3名は×の札を胸の前に示す。間宮は「やっぱり、愛情のもつれというものは一番怖いなあと思いますね……」としみじみとコメント。柾木は、自身が演じたダフが犯す罪に触れながら「やっちゃいけないことってあると思うんですよ」と苦笑する。古川は「ゼラはみんながいるといきがってしまうけれど、1対1でしっかり話せばいいやつなんじゃないかな。一緒にチェスをしたい」と役への思い入れたっぷりに語った。

また「(松田演じるオネエキャラの)雷蔵を本気でかわいいと思った人は○を上げて!」と求められると、岡山を除いた全員が○の札を見せる。内藤監督は「本当にかわいかったので、普通にお尻とか触りたくなってました(笑)」、中条は「女子からみても本当にかわいいと思いました!」と絶賛する中、野村は「あくまでも中条さんが来るまでね! そのあとは(松田は)『メイク濃いな』って思っちゃったもん」と笑わせる。×の札を上げたためキャストたちから冗談交じりに非難を受けた岡山は「僕はジャイボ派なので……」と気まずそうに述べ、うれしそうな表情の間宮から「うちに泊まるか?」と誘いを受けていた。

さらに節分が間近に迫っていることにちなみ、「現場で“鬼”だと思った!という人がいた方は〇をあげて」という質問も。藤原は「野村くんと間宮くんと監督と一緒にファミレスでご飯を食べていて、僕が好きな女優さんが『実は性格悪い』って言われて、3日間くらい信じてしまって、挙句の果てにショックで泣いてしまったんです。後から嘘だって判明したんですけど(笑)」と、1月11日のイベントに引き続き、いじられてしまったエピソードを披露。松田は「撮影を重ねていって、鬼というか、みんな鬼気迫るお芝居がすごくて、そういう意味でみんなが鬼だったなと。でも、一番の鬼はライチですね。劇中、ライチという存在が光であったのに、鬼になっていく……。そんな移り変わりを観てもらいたいです」と見どころを語った。

最後に、光クラブのメンバーがライチ酒で祝杯を上げる劇中の場面を模して、登壇者たちはライチジュースを手にし、「ライチ、ラライチ、ララライチ!」の掛け声とともに乾杯した。映画「ライチ☆光クラブ」は2月13日よりロードショー。

(c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会