鹿島臨海鉄道はこのほど、3月のダイヤ改正と同時に大洗鹿島線に投入する新型車両8000形の概要を発表した。全席ロングシート化により、定員は従来より15名増えて135名に。3ドア化と低床化により、スムーズに乗降りできるようになる。

鹿島臨海鉄道の新型車両8000形外観イメージと車内(一部整備中)

新型車両8000形では、冷暖房効率の上昇や台車への空気バネの採用により、快適性や乗り心地も向上。エンジン出力の向上で加速もスムーズになったという。外観は鹿島灘の海と空をブルー、砂浜と大地をブラウンで表現し、地域に支えられつつ発展する大洗鹿島線を表現した赤いラインが入ったデザインとなる。

運行に先立ち、車両一般公開と地域住民向けの試乗会を実施。一般公開は2月14日11~14時に鹿島臨港線神栖駅構内で開催。試乗会は2月20・21・27・28日に大洗鹿島線沿線(水戸市・大洗町・鉾田市・鹿嶋市)在住者を対象に実施される予定で、事前応募が必要に。応募方法など詳細は鹿島臨海鉄道ウェブサイトで確認できる。