矢野経済研究所はこのほど、国内の「オタク」市場に関する調査結果を発表した。調査は2015年9月、15歳~69歳までの男女9,862名を対象にインターネットで行われた。

およそ2割が「自分はオタク」と認識

「オタクの認識について」

「自分を『オタク』だと思いますか、もしくは人から『オタク』と言われたことはありますか?」と質問したところ、21.1%が「はい」と回答。「オタク」を自認、もしくは第三者から「オタク」と認知されている層が2割超いることがわかった。

「オタク」のうち37.9%が既婚者

「オタクの既婚・未婚について」

続いて、前質で「はい」と回答した2,080名を対象に、未婚か既婚か、また恋人の有無などについて調べた結果、既婚者(過去に結婚有を含む)層は37.9%を占めた。一方、未婚者層は62.2%で、うち13.2%が「現在恋人有」、31.2%が「現在も過去も恋人無」だった。

消費金額1位のオタク分野は「アイドル」

「オタク一人あたりの年間平均消費金額と一世帯あたりの平均年収額」

最後に、「オタク」とされる層2,080名について、19分野別に一人あたりの年間の平均消費金額を算出したところ、最も高い消費金額を示したのは「アイドル(7万4,225円)」で、次いで「鉄道模型(4万9,721円)」「コスプレ衣装(4万7,530円)」と続いた。

また、一世帯あたりの平均年収額についても調べたところ、「鉄道模型」が約693万円と最も高く、一方、最も低い分野は「アダルトゲーム」の約457万円だった。