劇団☆新感線の春興行『乱鶯(みだれうぐいす)』の製作発表が13日、都内で行われ、キャストの古田新太、稲森いずみ、大東俊介、清水くるみ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まことが出席した。

劇団☆新感線の舞台『乱鶯』の製作発表に出席した前列左から、清水くるみ、稲森いずみ、古田新太、大東俊介、後列左から、粟根まこと、橋本じゅん、高田聖子

"いのうえ歌舞伎"第6弾となる本作は、同劇団初の時代劇。元盗賊の頭・鶯の十三郎(古田)を中心に、江戸時代を生きる人々の人間ドラマを描く内容で、脚本を倉持裕、演出をいのうえひでのりが手掛ける。

主演の古田は、会見冒頭から、「倉持くんがバカだから、ものすごくセリフが多い。言っておくけど、僕はセリフ覚えが悪い。オープニングから大立ち回りもあるし、本当に殺してやりたい」と恨み節。稲森演じる居酒屋の女将・お加代との共演シーンが多いことから、「いずみちゃんに迷惑をかけないようにセリフは覚えていきます」と気持ちを新たにするも、「所詮"新感線"なんで、下ネタを入れていこうと思います!」と宣言して笑いを誘った。

一方、『蛮幽鬼』以来、7年ぶりの同劇団参加となる稲森は、「久しぶりなので、新人のような気持ち。チャキチャキした女将なので、古田さんとの掛け合いがリズムのある面白いシーンになったら」と笑顔で意気込みを。また、ラフな格好で会見に現れた古田や橋本ら劇団員と対照的に、キッチリとしたファッションで登場した大東。「『お前ちょっと粋ってるのか? 風が吹いてないのに、何で髪をなびかせてんだよ!』と早速洗礼を受けました。怖い先輩です……」と古田の言動に戦々恐々していた。

本作の東京公演は新橋演舞場で3月5日から、大阪公演は梅田芸術劇場で4月13日から、北九州公演は北九州芸術劇場大ホールで5月8日から上演予定。