東京商工リサーチは13日、2015年「主な上場企業 希望・早期退職者募集状況」の調査結果を発表した。対象は2015年1月以降に希望・早期退職者募集実施の情報開示、具体内容を確認できた上場企業。

2015年希望・早期退職者募集実施企業、2年連続最少に

同社によると、2015年に希望・早期退職者募集実施を公表した上場企業は32社(前年32社)だった。同調査開始の2000年以降、2年連続で最少となった。

募集人数は8,843人(前年8,852人)となり、2年連続で1万人を下回った。

「主な上場企業 希望早期退職者募集状況」

募集・応募人数においては、「シャープ」(グループ会社を含む)が3,500人で最多だった。以降、「横河電機(グループ会社を含む)」(1,105人)、「サニックス」(900人)と続いた。

募集または応募人数が100人以上の企業は17社(前年10社)となり、前年の1.7倍増加した。業種別では、電気機器の6社が最多に。次いで、小売業の4社となった。