住信SBIネット銀行はこのほど、「お年玉に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、2016年のお年玉の平均支出予定総額は2万7,644円となり、2015年より742円減少した。

お年玉をあげる予定の人、2.5ポイント減の67.1%

誰かにお年玉を上げる予定はあるかと尋ねたところ、「はい」と答えた人は前年比2.5ポイント減の67.1%。お年玉をあげる人数は、「2~4人以上」(計)が同3.7ポイント増の60.0%となったのに対し、「5人以上」(計)は同3.7ポイント減の27.0%となった。

誰かにお年玉をあげる予定はありますか?(出典:SBIホールディングスWebサイト)

お年玉をあげる総額が昨年より「増える」人は同3.6ポイント増の27.5%。他方、「変わらない」は同1.5ポイント減の65.1%、「減る」は同2.0ポイント減の3.8%となった。

増える理由を聞くと、「あげる人の年齢が上昇したから」が57.6%、「あげる人数が増えたから」が25.3%と、自然要因が82.9%を占めた。他方、減る理由では、「あげる人数が減ったから」が70.8%で最も多かったほか、「節約したい、または貯蓄にまわしたいから」が10.4%と前年より3.6ポイント増加した。同行は「お年玉が減る理由の中で『節約したい、貯蓄にまわしたいから』と答えた人が増えており、昨年より節約傾向が高まっている」と分析している。

お年玉の平均支出予定総額は同742円減の「2万7,644円」と、3年ぶりの減少。年代別に昨年と比べたところ、全年代で減少した一方、30代は同5,592円増の2万3,626円と大幅に増えた。

調査期間は2015年12月8~11日、調査方法はインターネット、有効回答は20~60代の個人1,629人。