三井製糖はこのほど、同社が販売している天然の糖質「パラチノース」を使用したお菓子「泡雪」(1,100円・税込)が、広島県山県郡の和菓子店・勝原白貫堂から発売されたことを明らかにした。

「泡雪」(1,100円・税込)

「泡雪」は勝原白貫堂が明治時代後期に製造を開始してから受け継がれてきた伝統菓子。自家源泉の水と伊豆天草を含む天草100%の寒天、新鮮な卵白を使用している。卵白は鶏卵から分離させて加熱殺菌したものを、濃密なメレンゲにした。ふんわりと口の中でとろけるような食感と口当たりの良さが特徴とのこと。

勝原白貫堂では、同商品の素材に三井製糖が販売しているパラチノースを採用。同商品は、急激な血糖上昇を防ぎ、過剰な脂肪蓄積を抑えることができるとする「スローカロリー」の考えにのっとって開発した「スローカロリースイーツ」として生まれ変わる。

パラチノースは、砂糖とほぼ同じように使用することができ、全糖質の15%以上配合することで血糖上昇が穏やかとなる特性を持つ。ゆっくりと吸収されるという機能特性に加え、砂糖に類似した上品な甘さの特性もあわせ持っている。伝統的な泡雪の特徴である食感と甘さはそのままに、健康とおいしさの両立も実現させたという。