経済産業省 資源エネルギー庁が16日に発表した石油価格調査(14日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.6円安い126.2円となり、8週連続で値下がりした。下げ幅は前週より0.3円拡大し、2010年1月12日(125.9円)以来、約5年11カ月ぶりの安値となった。

来週は値下げ幅がさらに拡大

石油情報センターは「12月4日に開催されたOPEC(石油輸出国機構)の総会で減産を見送ったことを受けて原油価格の値下がりが加速され、その加速分の一部が今週のガソリン価格に反映された。来週は値下げ幅がもう少し拡がるとみている」と話している。

都道府県別にみると、3週連続で全47都道府県で値下がりした。最も高かったのは鹿児島県の135.5円(前週137.5円)で、次いで長崎県の135.1円(同136.9円)、和歌山県の133.3円(同135.3円)となった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.6円安い137円と、8週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.9円安い108.1円と、同じく8週連続で値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より20円安い1,310円と、23週連続で値下がりした。