経済産業省 資源エネルギー庁が9日に発表した石油価格調査(7日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.3円安い127.8円となり、7週連続で値下がりした。下げ幅は前週より0.1円拡大し、2010年1月18日(127.2円)以来、約5年10カ月ぶりの安値となった。

全47都道府県で値下がり

石油情報センターは「足元の原油価格は値上がりしたが、前週までに石油元売会社が卸価格を引き下げていたことが反映された。来週適用される原油価格は0.5ドル(円換算約0.3ドル)程値下がりしていることから、来週は小幅な値下げを予想している」と分析している。

都道府県別にみると、全47都道府県で値下がりした。最も高かったのは鹿児島県の137.5円(前週138.2円)で、次いで長崎県の136.9円(同138.4円)、和歌山県の135.3円(同136.0円)となった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.4円安い138.6円と、7週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.6円安い109.0円と、同じく7週連続で値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より13円安い1,330円と、22週連続で値下がりした。