女優の杉野希妃が主演を務め、長編作として初めてメガホンも取る映画『マンガ肉と僕』(2016年2月11日先行、13日より全国公開)の4枚の場面写真が、このほど公開された。

映画『マンガ肉と僕』劇中で肉を焼く熊堀サトミ(杉野希妃)

原作は、朝香式氏が新潮社より刊行した同名小説。気弱で引っ込み思案の青年・ワタベは、大学に馴染めず孤独な日々を送っている。一方、同大学の熊堀サトミは、太ったみすぼらしい容姿から、周囲の嘲笑を受ける存在。サトミにとって、ワタベは自然に接してくれる唯一の存在だった。その優しさにつけ込み、サトミはワタベの自宅に転がり込んで寄生。やがて、ワタベを奴隷のように支配していく。

劇中では、監督の杉野がサトミ役を、俳優の三浦貴大がワタベ役をそれぞれ担当。このほか、徳永えりがワタベに好意を寄せられる菜子役を務め、チュートリアルの徳井義実らの出演も発表されている。映画は、第27回東京国際映画祭、第18回上海国際映画祭、エディンバラ国際映画祭などに出品され、京都国際映画祭、第7回沖縄国際映画祭で上映されてきた。

4枚の場面写真のうち、2人が写っている2枚は、ワタベのサトミと菜子との関係性をうかがわせる。ほかの1枚は深夜の森の中、まるで漫画に出てくるような肉・マンガ肉を原始的な方法で焼いているサトミの衝撃的なカット。炎に照らされながら、一心不乱に肉を見つめるサトミの表情が印象的だ。もう1枚は、力強い眼差しを見せるワタベの写真で、何かを訴えかけているかのようにも見える。

場面写真

映画メインビジュアル

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