女優のクロエ・グレース・モレッツ主演のSFミステリー『The 5th Wave』が、邦題『フィフス・ウェイブ』として2016年4月23日に全国公開されることが決定し、予告編とポスターが27日、公開された。

『フィフス・ウェイブ』ポスター

全世界で大ベストセラーとなったSFミステリー小説を原作とする本作は、人間の中に入り込んだ知的生命体"アザーズ"の攻撃を受け壊滅状態の地球を舞台に、女子高生のキャシーがはぐれた弟を探すために生き抜こうとする物語。公開された予告編で描かれているように、4つの波(攻撃)により人類の99%が死滅し、地球は壊滅状態になる。4つの波はそれぞれ、暗黒、崩壊、感染、侵略を意味したが、最後の第5の波"フィフス・ウェイブ"を止めなければ人類は滅亡してしまう。見えない敵"アザーズ"により破壊されていく地球のディザスター映像、そして、人間の中に入り込んだ"アザーズ"とすべてのつながりを絶たれてしまった"本当の人間"との心理戦が見どころとなっている。

主人公の女子高生・キャシーを演じるクロエ・グレース・モレッツは、米タイム誌が選ぶ"2014年最も影響力のあるティーン25人"の一人にも選ばれた注目の18歳。『キック・アス』のヒット・ガール役で爆発的な人気を得て、続く『イコライザー』や『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』への出演も話題となった。キャシーが憧れを抱く青年ベン役は『ジュラシック・ワールド』のニック・ロビンソン、旅先で知り合う謎の若い男性エヴァン役にはイギリス人俳優アレックス・ロウ、そして、軍の指揮官ヴォーシュ役は『ソルト』のリーヴ・シュレイバーが務める。

監督は『アリス・クリードの失踪』で注目されたJ・ブレイクソン、脚本は『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたスザンナ・グラント。プロデューサーには『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアが名を連ねている。

リック・ヤンシーによる原作は、2013年に出版され、21週間ニューヨークタイムズのベストセラーとなり、ハードカバーは約30万部、電子書籍としては8万部を販売。イギリスでは2014年のレッドハウス・チルドレンズ・ブック賞を受賞した。3部作の2作目『The Infinite Sea』は2014年9月に出版され、3作目の『The Last Star』も2016年に発売が予定されている。