元AKB48・板野友美が初主演を務めるホラー映画『のぞきめ』(2016年4月2日公開)の場面写真と特報映像が20日、公開された。

映画『のぞきめ』場面写真

原作は、作家・三津田信三氏による同名ホラー小説。『トリハダ -劇場版-』シリーズや来年6月公開の『植物図鑑』を手がける三木康一郎監督がメガホンを取る。物語のベースとなるのは、異なる時代に起こった2つの怪事件。過去と現在に共通し、事件のカギとなる怪異"のぞきめ"は、周囲のあらゆる隙間から視線を投げかけ、目が合った人間を恐怖の底へと突き落とす。

板野が演じるのは、とある怪死事件の取材から"のぞきめ"の真相を追うテレビ局新米AD・三嶋彩乃役。初公開された場面写真では、彩乃が何かの気配を感じて恐る恐る振り返る一瞬を捉えている。「怖いものが苦手でホラー映画は一度も観たことがなかった」という板野だが、「自分の殻を破った感じがしているので、映画の完成が待ち遠しいです」「"新しい板野友美"を楽しみにお待ちください」と語っていたとおり、板野の新境地を垣間見ることができる。

一方の特報映像は、一般の女子高生への街頭インタビューから始まる。「ある! あります!」「あります。夜…クローゼットの中とか…」「シャワー室になんか影が見えて…」と口をそろえる少女たち。続いて、「日常に潜む恐怖」とのテロップが映され、カメラは彩乃を捉える。涙を流しながら、ゆっくり背後の隙間を見るとそこには、充血した謎の目玉が。最後には「あなたも覗かれる」と恐怖を煽るコピーが躍り、人間が根源的に持っている"覗かれる怖さ"を刺激するような映像に仕上がっている。

また、10人の追加キャストも発表された。彩乃の彼氏・津田信二役に白石隼也、怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世役に入来茉里、和世の母親役に東ちづる、作品のキーとなる盲目の老人・四十澤想一役に吉田鋼太郎。このほか、玉城裕規、小澤亮太、石井心愛、池田鉄洋、つぶやきシロー、石井正則らが出演する。


(C)2016「のぞきめ」製作委員会