AKB48・島崎遥香と中田秀夫監督が17日、109シネマズ大阪エキスポシティで映画『劇場霊』(11月21日公開)のキャンペーンを行い、サプライズのドッキリ演出を受けた。

映画『劇場霊』キャンペーンで島崎遥香が海原はるかの髪を吹き上げる(左から海原かなた、島崎、はるか)

当日、島崎と中田監督が真っ暗な場内に案内されるやいなや、一斉に場内灯が点灯。ホラー映画の本作にちなみ、客席は球体関節人形で埋められていた。人形で満席の客席を見た島崎は「えっ…!? 人形ですか…?」と、お得意の"塩対応"ならぬ塩反応といったような、薄いリアクション。場内が真っ暗だったことも、「演出かと思いました」とあっけらかんとした表情を見せた。一方の中田監督は「フリーズしてしまいました」と、かなり驚いた様子。「時間がたってからジワ~っと理解できました。人形に今回本編をご覧いただければ、『劇場霊』の気みたいなものが人形に入るかも」と冷や汗ながらも、アピールした。

そこに、お笑いコンビ・よゐこが面白いと絶賛する大阪のベテラン漫才コンビの海原はるか・かなたがゲストとして登場。島崎と同じ名の、はるかが「『大阪のぱるる』でございます!」と名乗るとすかさず、かなたが「何、言うてんねんお前は『大阪のぱるる』とちゃう。大阪の…」と言いながら、はるかの髪を吹き上げ、「『大阪のはげる』ちゃんや!」とツッコミつつ、ネタを披露した。ここで、かなたが「ぱるるちゃん、いっぺん吹いてみます? この髪?」と島崎に尋ねると、先の薄い反応とは打って変わり、「えっ!? いいんですか!? 本物を!?」と大はしゃぎ。"AKBのぱるる"が"大阪のぱるる"の髪の毛を舞い上げるという奇妙ながらも爆笑の光景が繰り広げられた。

この後、4人と人形は4DXで映画本編を鑑賞。自身の演技についての感想を尋ねられると、島崎は「ホラーなので、怖かったですね」とあっさりと答えた。かなたは4DX上映について、「怖いというものと、こう座席が動いたりするのがマッチして良かった」と感動。続けて、「監督、私ラストシーンが素晴らしかったと思います!」と絶賛した。

『劇場霊』は、『リング』(98年)、『クロユリ団地』(13年)などのホラー映画で知られる中田監督の最新作。劇場で次々と起こる惨劇に巻き込まれていく若手女優・水樹沙羅をホラー初主演となる島崎が演じ、共演には足立梨花、高田里穂、町田啓太、中村育二らが名を連ねる。

(C)2015『劇場霊』製作委員会