ハイアス・アンド・カンパニーはこのほど、「いい夫婦の住まいに関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月6日~13日、結婚後、マイホームの購入もしくは建て替えを行った20歳以上の男女1,132名(男性69.8%、女性30.2%)を対象にインターネットで行われた。

"いい夫婦"の主導権は「夫」に…

「マイホーム購入もしくは建て替え時に主導権を握ったのは夫・妻のどちらか」

同調査では、「夫婦の仲の良さを0~10で表すと、どれくらいですか?(0=悪い・10=良い)」の質問において、6以上を「いい夫婦」、5以下を「それ以外の夫婦」と定義して調査を実施。

はじめに、マイホーム購入もしくは建て替え時に予算や間取りなどの主導権を握ったのは夫・妻のどちらか尋ねたところ、いい夫婦は「夫(予算73.1%、デザイン54.0%)」が主導権を握った割合が高かった。しかし、予算は夫・妻ともに主導権を握ったのは「夫」と回答している割合が高かったものの、デザインにおいて妻は「妻」が主導権を握った回答の割合が逆転しており、マイホーム購入や建て替え時には、予算は夫、デザインは夫・妻ともに自分が主導権を握ったと感じられるようにすることが大切であることがうかがえる結果となった。

"いい夫婦"は自分の部屋を持つかどうかが平等

「自分専用の部屋はありますか?」

次に、「自分専用の部屋はありますか?」と聞いたところ、いい夫婦では「夫・妻とも自分の部屋がある(41.2%)」が最も多く、次いで「夫・妻とも自分の部屋が無い(38.9%)」という結果に。一方、それ以外の夫婦では、「夫・妻とも自分の部屋がある(40.2%)」の割合はほぼ変わらないものの、「夫・妻とも自分の部屋が無い(31.4%)」は7.6pt減少し、「夫のみ自分の部屋がある(21.4%)」や「妻のみ自分の部屋がある(7.0%)」はそれぞれ増加となった。このことから、いい夫婦は自分の部屋を持つかどうかを夫婦で平等にしている傾向があることがわかった。

"いい夫婦"が平日同じ部屋で過ごす時間、127分

「平日に夫婦揃って家に居る・同じ部屋で過ごす時間」

次に、平日に夫婦そろって家に居る時間(睡眠中を除く)はどのくらいなのか調べた結果、いい夫婦は1日当たり「平均3時間38分」で、そのうち同じ部屋で過ごす時間は「平均2時間7分」だった。

一方、それ以外の夫婦が夫婦そろって家に居る時間は「平均2時間45分」で、そのうち同じ部屋で過ごす時間は「平均1時間27分」という結果に。いい夫婦とそれ以外の夫婦では夫婦共に家にいる時間に約90分の差があり、それに伴い同じ部屋で過ごす時間も約半分となっていることが明らかとなった。

"いい夫婦"はいい家に住んでいる!?

「マイホームへの満足度」

最後に、マイホームへの満足度を0~10(0=不満・10=満足)で表してもらったところ、いい夫婦は平均7.3、それ以外の夫婦は5.6という結果に。いい夫婦の方が満足度の高いいい家に住んでいる傾向にあることがうかがえた。