三菱重工はこのほど、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)向け交通システム新型車両2020系の納入を開始したと発表した。第1弾として納入した1編成(6両)は、11月4日から営業運転を開始する予定だという。

埼玉新都市交通ニューシャトルの新型車両2020系(外観・室内)

新型車両2020系は、オールダブルスキンアルミ構体の採用などにより、既存車両と比べて1両あたり1トン超の軽量化を実現。台車は同社の最新型ボギー台車「T-smover」を採用した。外観は、並走する新幹線との調和性も高い、より未来感のあるへデザインへと一新。車体断面は理想的なシート形状の傾きを基準に、車内が最も広くできる六角形状とした。快適性を追求した次世代型車両用シートを採用し、合理性と快適性を備えた上質な室内空間に仕上げた。

なお、11月11~13日に幕張メッセで開催される「第4回鉄道技術展」でも、同車両の実物を展示するという。