ディスコは22日、「10月の就職意識」に関する調査の結果を発表した。対象は、2016年3月卒の大学4年生・理系大学院修士課程2年生の1,413名。期間は、10月1日~6日。

10月時点の内定率、約9割に

10月1日現在の内定状況を聞いたところ、内定率は87.0%(前年同時期87.6%)だった。内定者の現在の状況を聞くと、90.4%で「就職先を決定し活動終了」した割合が最多となった。次いで、「就職活動継続」(7.2%)、「終了したが複数内定保持」(1.4%)と続いた。

「10月1日現在の内定の状況」

未内定者の今後の予定では、75.5%で「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が最多となり、前年同時期の53.4%を22.1pt上回った。次いで、「大学院に進学する」(10.6%)、「留年して就職活動をやり直す(就職留年を決めた)」(6.2%)となった。

就職先が決まっていない学生の今後の予定

「就職活動で『嘘』をついた経験があるか」を聞いたところ、68.2%が「ある」と回答した。嘘の内容を聞いたところ、1位は「第一志望ではないのに『第一志望です』と嘘を言った」(69.7%)だった。2位は「他社の選考状況を聞かれ嘘をついた」(47.7%)、3位は「学生時代のエピソードに嘘を混ぜた」(31.7%)という結果となった。

「就職活動でついた嘘」

『嘘』の具体的な内容や心境を聞くと、「学生時代のエピソードは、2割増しくらいに話した。他社の選考状況は、進んでいることにした方が先に進みやすいと先輩から聞き、実行していた。『第一志望です』は常套句」(文系女子)、「そもそも8月前に選考を行っている時点で、政府や学校側との約束を破っている。お互い様だと思う」(理系男子)などのコメントが寄せられた。