レクサスは22日、プレミアムクロスオーバー「RX」をフルモデルチェンジするとともに、新たに直噴2.0リットルターボエンジンを搭載した「RX200t」をラインアップに加え、発売した。

レクサス「RX450h "F SPORT"」

新型「RX」はSUVらしい力強さと知的な大人の色気を兼ね備え、「RX」のDNAをさらに進化させたエクステリア、新技術と融合した時代の一歩先を行くエレガントな室内空間の実現をめざしたインテリアが特徴。高い視認性の12.3インチワイドディスプレイや大型フルカラーヘッドアップディスプレイを採用したディスプレイゾーンと、操作性に配慮したリモートタッチなどの操作機能を集約したオペレーションゾーンを明快に分離し、運転に集中できる環境が追求されている。

走りや乗り心地においても、快適性とドライバーの意図に素直に呼応する優れた応答性を両立。エンジンマウントの配置を低くすることでエンジンの動きを抑制し、高い操舵応答性を確保するなどの改良が加えられた。"F SPORT"では、NAVI・AI-AVSを標準装備し、専用チューニングを施してスポーティーな走りを強化。「RX450h "F SPORT"」は電動アクティブスタビライザーを標準装備し、旋回時のロールを抑えて安定した旋回姿勢の維持と高い旋回性を実現している。

パワートレーンは、「RX450h」に燃料噴射システムD-4Sを新たに搭載したV6・3.5リットルエンジンを擁するハイブリッドシステムを採用。排気冷却を強化したシリンダヘッドなどの最新技術と組み合わせて出力性能を向上させるとともに、クラストップレベルの低燃費(JC08モード走行燃費18.8km/リットル)を達成した。「RX200t」は、直噴2.0リットルガソリンターボエンジンを搭載し、最適な燃焼効率を実現する直噴技術D-4STを採用。ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-iWを組み合わせ、低回転域から強大なトルクを発生させ、なめらかで爽快な加速フィーリングを実現した。

安全装備では、歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線維持をサポートする「レーンキーピングアシスト」、夜間歩行者の早期発見に寄与してロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、先行車との車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」をパッケージ化した予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」により、多面的な安全運転支援を強化している。

路車間・車車間通信を活用した安全運転支援システム「ITS Connect」、アクセルの踏み間違いや踏み過ぎなどで起こる衝突を緩和するインテリジェントクリアランスソナー、駐車時に左右後方の車両と衝突の危険性がある場合にブレーキを自動的に制御するリヤクロストラフィックオートブレーキも、レクサスでは初めて採用した。

新型「RX」の価格は、「RX450h」が602万5,000~742万5,000円、「RX200t」が495万~621万円(ともに税込)となっている。