TOKIOの長瀬智也が、来年1月13日スタートのフジテレビ系ドラマ『フラジャイル』(毎週水曜22:00~22:54)に主演することが19日、明らかになった。同局ドラマの主演は『ムコ殿2003』以来13年ぶりで、偏屈なイケメン天才医師を演じる。

『フラジャイル』原作カット

同作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。長瀬演じる主人公の病理医・岸京一郎は、イケメンだが、偏屈で歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、敵ばかり作ってしまう性格だ。しかし、医師としての技量は周囲も認める天才という、周囲とのあつれきをいとわない、岸の闘いと活躍を描く。

長瀬は、自らが演じるこの強烈なキャラクターについて「偏屈な男なのですが、その中には優しさもあり、ヒーロー感もあり、いろんな顔が垣間見えます」と感想。「大好きで、魅力的に映ります」と、早くも愛着がわいているようだ。

その上で「強烈な個性だからこそ生まれてくる面白さもあります。そもそも、どうして彼が偏屈であるのか、そこにも意味があり、彼の全貌は話の中で明らかになっていきます」と見どころを説明。11月中旬のクランクインを控え、「自分なりの個性で主人公の個性をひもといて、いい意味での偏屈さを出しながら作っていければ」とイメージを語っている。

今回演じる病理医とは、顕微鏡による細胞や組織の観察や、亡くなった患者の解剖によって、病気の原因と発生の仕組みを解明する専門医。内科医や外科医などに比べ、あまり知られていない分野だが、長瀬は「とにかく調べたい」と興味津々だ。「表面よりもう一つ奥にあるものを捉えることができれば、この役をすごく楽しく演じられるのではないか、そして、このドラマにとって良い方向につながるのではないか、と思います」と、役づくりに向けた思いをを謙虚に語っている。