東芝は13日、12型Windowsタブレットで世界最薄・最軽量をうたう、約6.9m厚・約569gの12型Windowsタブレット「dynaPad N72/TG」を発表した。12月中旬から発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別130,000円前後。

dynaPad N72/TG

カーボン素材と樹脂を採用した、独自開発のカバー/マスク一体成形構造により、12型タブレット製品で最薄・最軽量を実現した(同社調べ)。通常のカーボンで一体型構造を採用しない場合と比べ、約4倍の強度を実現したという。

OSはWindows 10 Home 64bit。液晶解像度は1,920×1,280ドットのWUXGA+で、表示部分は253.6×169.7mm。B5用紙サイズ(257×182mm)とほぼ同等サイズとなり、縦画面で使うことを想定されている。液晶面には、光の映り込みを軽減するアンチ・リフレクション・コーティングと、指紋による画面汚れを防ぐ耐指紋コーティングが施されている。

付属のキーボードドックは約427gで、キーボード込みでも1kg以下となる996gを実現した。キーピッチは19mm、ストロークは1.5mm。キー表面には0.2mmの凹みを設け、指先のフィット感を意識した。本体との接続は、マグネット式の独自端子。クリックパッドも搭載する。

同梱のスタイラスペンは、ワコム製のアクティブ静電結合方式を採用。10型Windowsタブレット「dynabook Tab」などで搭載する方式だが、今回のペンはdynabook Tabと若干異なり、ペン先がより細くなっている。近距離無線通信機能「TransferJet」も搭載する。

dynaPad N72/TGの前面と背面

ソフトウェアでは、手書きノートを作成できる「TruNote」、撮影した画像を自動補正して保存したりOCRも行える「TruCapture」、録音音声を解析して話者ごとに再生できる「TruRecorder」に加え、新たに「TruNote」やOfficeソフトと連携するキャプチャソフト「TruNote Clip」、手書きページを複数メンバーで共有できる「TruNote Share」、iOSデバイス用のビューアーアプリ「TruNote Viewer」などが追加された。

主な仕様は、CPUがIntel Atom x5-Z8300(1.44GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、OSがWindows 10 Home 64bitなど。通信機能がIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、TransferJet。インタフェースがmicroUSB 2.0×2、microHDMI、ヘッドホン端子など。カメラ機能は前面が約200万画素、背面が約300万画素。

本体サイズと重量はW299.4×D203×H6.9mm、約569g。キーボードドック接続時はW299.4×D203×H14.9mm、約996g。OfficeにはMicrosoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。

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