電通国際情報サービス(以下、ISID)は13日、日本銀行が同日より運用を開始した新たな日本銀行金融ネットワークシステム(以下、新日銀ネット)の第2段階に対応した決済流動性管理システム「Stream-R(ストリームアール)」が、導入先金融機関において本稼働を開始したと発表した。

製品名を「Stream-R」に刷新

新日銀ネットの第2段階では、当座預金および国債の決済全般にわたって、電文形式の移行、国債決済方式の見直し、長時間稼働の実現などの変更が行われ、大幅な制度改革を伴うことから、参加金融機関ではシステムや業務の見直しが進められてきた。

ISIDは、2001年に「流動性管理システム」の名称で日銀決済管理システムの提供を開始。同システムは、日銀ネットを通じて行う当座預金や国債等の決済に関して、残高管理、決済指図送信、モニタリングといった一連のプロセスの統合的管理を実現する決済管理ソリューションとして、様々な業態の金融機関で導入されている。また、ユーザー間での共通要望への対応や、個別ニーズへのカスタマイズ対応も実施している。

「Stream-R」ロゴ

ISIDは、今回の第2段階対応を機に同システムの製品名を「Stream-R」に刷新。同社は「日銀とともに、今後予定される制度変更に合わせてシステムのバージョンアップを行うことで、決済システムの発展に貢献していきたい」と話している。