元KARAで女優の知英(ジヨン・21)が12日、都内で冠ラジオ番組『知英の季節』(毎週水曜21:15~21:40・TOKYO FM)の自身初となる公開収録を約60分にわたって行った。

初の公開録音を行った女優の知英

同番組は知英がパーソナリティを務め、今年4月にスタートした。今月からは、放送曜日が水曜日に移り、放送時間も5分拡大。この日は14日と21日の放送分が5分ほどの休憩を挟んで収録された。

ステージ前には番組特別シートが設けられ、12人の席が2列、その後ろに記者席があり、周りの立ち見スペースからは多くのファンの熱く温かい声援が飛んだ。それでも知英が冒頭で伝えたのは、「実は……みなさんの前だからすごく緊張しています」という正直な思いだった。

その理由は、「いつもはスタジオの中で一人でしゃべっているので、ちょっと間違えてもスタッフさんにお願いしてやり直せる」から。「今回は皆さんの前だから失敗が許されないと思う」と気を引き締めながらも笑顔を見せ、「もし失敗したら皆さん助けてくださいね?」「笑顔でいてくれるだけでOKなのでよろしくお願いします!」と呼びかけた。

その後は、マナー講師・石田紗栄子氏をゲストに招き、電話応対や名刺交換といった社会人マナーを勉強。最前列の番組特別シートに着席した12人のリスナーにオリジナル名刺を渡して、講習の成果を披露した。そのほか、リスナーの仕事に関する悩み相談を受け、自身のこれまでの活動も回顧。今後の出演情報の告知も交えて番組をスムーズに進行し、リクエスト曲を流している最中には進行内容を確かめながらもリズムに乗って口ずさむなど、リラックスした一面も見せた。

また、知英は目の前に着席している12人だけでなく、立ち見のリスナーとも交流した。「どこから来たんですか?」「家族や友達と来た人?」「恋人と来た人?」などと会話をし、歌のリクエストが採用されたリスナーが会場にいることを知った際には「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるなど、積極的にコミュニケーション。会場は一体感に包まれ、笑いがあふれる公開収録となった。

終了後、報道陣からの取材に応じ、「すごく緊張していたんですけど、皆さんがすごく良い反応で応援してくれて本当に力になりました」とリスナーに向けて感謝の言葉を残した知英。「緊張も解けて面白いトークになったんじゃないかなと、自分でも満足しています」と控えめにアピールしていた。