俳優の坂上忍(48)が、25日に生放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)に出演し、24日に亡くなった女優・川島なお美さん(享年54)との思い出を語った。

俳優の坂上忍

プライベートで親交があったという坂上は、「ご結婚されてからちょっと疎遠になっていましたが、その前はよく飯に行ってました」と回顧。坂上の「好きな子においしいものを食べさせてあげたい」という言葉を聞いた時には、すぐに「すてきな店」を選んで店側とも繋いでくれたという。「すごく面倒見の良い方」とその温かい人柄を懐かしんだ。

亡くなる一週間前まで舞台に立ち続け、最後まで女優としての人生を貫いた川島さん。司会のバナナマン・設楽統から「役者として、女優魂で最後の最後まで舞台に立ちたいという気持ちは分かりますか」と聞かれた坂上は、「僕は…なお美さんがすごく痩せているのをテレビで見た時に、2つの"自分"がいました」と複雑な心境を明かした。

1つは「降りるべき」と思った自分。「やっぱり舞台は大変だし、あれでは無理。共演者も気を使うし、何よりなお美さんの体のことを考えたら降りるのがベストな選択なんじゃないかなと、どこかで思っていた」と打ち明けた。

一方で、2つ目の自分は、役者として降板してしまうことの悔しさ。自身もケガで降板してしまったことがあり、当時を「情けないし悔しい」と思い返しながら、「なお美さんの場合はもしかしたら最後の舞台かもしれないという状況の中での判断、決断だったわけで…」と川島さんの立場を想像した。

「僕らの仕事の責任の取り方とか、引き際の選択の仕方ってどうやったらいいんだろうと」と投げかける坂上。「ちょっと分からなくなってしまいました」と2つの"自分"で揺れ動く思いを正直に語っていた。