日本コンピュータ・ダイナミクス(以下、NCD)はこのほど、埼玉県内で初となる自転車専用ロッカー「B-box」による駐輪場を大宮駅西口の「SAITAMA Cycle Station(さいたまサイクルステーション)」にオープンした。

自転車専用ロッカー「B-box」で愛車を守る

近年、ロードバイクなど高価なスポーツ自転車に乗るユーザーが増えており、NCDが3月に実施した利用者アンケート(回答者: 自転車イベントに来場した自転車所有者65人)では、「駐輪する場所がない」「駐輪場所での盗難が不安」といった声が多かったという。NCDではこうした声を受け、大切な自転車を盗難、キズ、イタズラから守り、安心して駐輪することができる自転車専用ロッカー「B-box」を開発し、4月に武蔵境駅前(東京都武蔵野市)の駐輪場で運営を開始した。

この度オープンした「B-box」駐輪場(名称: B-box by ECOPOOL 大宮駅西口)は、自転車のまちづくりを積極的に進めるさいたま市の自転車複合サービス拠点であるSAITAMA Cycle Station内にあり、さいたま市コミュニティサイクルの運営事業者である中央復建コンサルタンツと共同で運営している。

自転車収納時の様子

B-box利用者者は「SAITAMA Cycle Station」のサービスも受けられる

SAITAMA Cycle StationではB-boxの他に、5月より開始の「さいたま市コミュニティサイクル」をはじめ、クロスバイク&電動アシスト自転車レンタルサービス(1日1,000円)、および自転車関連の情報提供サービスが実施されている(いずれも事業主体は中央復建コンサルタンツ)。同施設のB-box利用者は、さいたま市コミュニティサイクルの定期利用プラン(税込月額2,500円相当)もセットで利用することができる。

B-box by ECOPOOL 大宮駅西口(さいたま市大宮区桜木町1-185)には、前輪つり下げ方式のボックス(縦型収納、駐輪可能サイズ: 60cm×110cm×185cm未満で20kg以下)を10台設置。B-boxは1台ごとの個別空間となっており、隣の自転車との干渉やイタズラ、盗難を防止する。また、標準装備として3個の南京錠が設置されており、ロッカー内部の鍵と合わせて最大4つの施錠を行うことができる(ロッカー内部の鍵は、契約者自身で準備が必要)。

利用料金は1カ月8,600円(税込)からとなっている。営業時間は4時~25時45分で、施設内には防犯カメラや更衣スペース、出入り口管理ゲートを設けている。利用方法など詳細はホームページを参照。