北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業日が2016年3月26日に決定したことを受け、並行在来線を引き継ぐ道南いさりび鉄道も同日を開業日とすると発表した。

江差線の普通列車。江差線五稜郭~木古内間は北海道新幹線開業にともない経営分離され、道南いさりび鉄道に引き継がれる

道南いさりび鉄道は、北海道、函館市、北斗市、木古内町などを株主とする第3セクター鉄道。北海道新幹線開業にともないJR北海道から経営分離される江差線五稜郭~木古内間の運営を引き継ぐために設立され、今年6月に鉄道事業許可を得ている。資本金は4億6,600万円で、函館市に本社を置く。

同社代表取締役社長の小上一郎氏は、「道南いさりび鉄道の開業日までの正確なカウントダウンが始まりました。鉄道資産の引き継ぎ作業や、運行ダイヤや運賃の検討を行いながら、安全で安定した鉄道運営をめざして、より一層気を引き締めて日々の開業準備に取り組んでまいります」とコメントしている。

なお、江差線五稜郭~木古内間の経営分離・道南いさりび鉄道開業にともない、JR北海道による江差線の定期乗車券は段階的に販売終了に。6カ月定期券は9月26日使用開始分、3カ月定期は12月26日使用開始分、1カ月定期は2016年2月26日使用開始分で販売終了となる。