俳優のモーガン・フリーマンとクライヴ・オーウェンが主演を務める紀里谷和明監督のハリウッド初進出作『ラスト・ナイツ』(11月14日公開)の角界著名人のコメント入りポスターが17日、公開された。また、10月22日より開催される第28回東京国際映画祭のパノラマ部門に出品されることも明らかになった。

『ラスト・ナイツ』角界著名人のコメント入ポスター

公開された最新ポスターには、本作をいち早く鑑賞し、感銘を受けたという各界著名人のコメントを掲載。第69代横綱の白鵬翔、俳優の江口洋介、4人組ボーカルグループのGReeeeNらの熱い思いが詰まっている。

白鵬は「この台詞が気に入りました。『名誉は持って生まれるもの、誰もそれを奪えず、与えもできない! 失ってもならぬ、 敵は騎士の掟が絶対であることを思い知る! 民と国の魂を再生させるのだ!』。人生は、我慢した者が勝つのだと教えてくれた気がします!」、江口洋介は「誇り高き伝統と忠誠心を奪われた瞬間の、男達の逆転劇を見逃すな。紀里谷監督が打ち出すサムライスピリットが、ハリウッドのスケールの中で爆発する」とコメント。

GReeeeNは「『死ぬ気で生きる』ってことは、無くしちゃ駄目なんだと思います。譲れないものがあるから、『死ぬ気で生きた』。そんな想いが詰まった映画です。感動しました」、漫画『北斗の拳』原作者の武論尊は「映像の奇才に魂が舞い降りた。この作品は日本人の魂の源流が描かれている!」、歌手のGACKTは「この作品を見よ。そしてこの日本の美しい魂を、見事に紀里谷監督がどうやって世界に届けているかを感じてみよ。そして何よりこの作品を通して、日本人として忘れてはならない魂を自らの心に呼び戻せ」と呼びかけている。

また、字幕翻訳を担当した戸田奈津子氏も、「多くの映画の字幕を担当してきたが、一語一句、監督と話し合ったことは今回が初めて。この作品への監督の思い入れ、情熱がじかに伝わってきた。字幕づくりの理想かもしれない」とコメントを寄せている。

第28階東京国際映画祭では、今年度から新設された「パノラマ部門」に出品。人間ドラマからホラー、アニメーションなど、映画の多様性が体感できる刺激的かつ個性的なさまざまな作品が集まり、日本公開前の最新作をプレミア上映する部門だ。

『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷監督が5年の歳月をかけて完成させた本作は、2人のカナダ人によって『忠臣蔵』を題材に描かれた脚本をもとにした騎士たちのドラマ。忠誠を誓った主君の不当な死に報いるために、気高い騎士たちが立ち上がる。

(C)Luka Productions